...鐙(あぶみ)が短かったので...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...迚(とて)も南蛮鉄(なんばんてつ)の鐙(あぶみ)の面(つら)を指(ゆび)で張窪(はりくぼ)ますほどの力(ちから)がない...
泉鏡太郎 「怪力」
...鐙(あぶみ)の雉子(きじ)のもゝのまがりめ二(ふた)ツ三(み)ツに張砕(はりくだ)けたり...
泉鏡太郎 「怪力」
...鐙小屋(あぶみごや)ですか』と...
中里介山 「大菩薩峠」
...沼の近所にある鐙小屋の神主さんのところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「わしはこれからまた乗鞍越しをして鐙小屋へ帰りますじゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...鐙小屋(あぶみごや)の神主様のお力というわけでもござりませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...鐙小屋の神主が蓑笠(みのがさ)でやって来たのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...お湯をよばれるといって炉辺を辞した鐙小屋の神主でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...朗かに鐙小屋の神主さんの笑いが響き渡りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...足乗せぬ鐙(あぶみ)は手持無沙汰に太腹を打って宙に躍る...
夏目漱石 「幻影の盾」
...鐙(あぶみ)が足に絡(から)まつたか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――放恣で大胆な若者は黒馬(あを)に跨がり、腰に手を当てて、横かぶりにした帽子も勇ましく、駒を進めるのであるが、母は泣き泣きその後を慕つて、息子の鐙を掴み、馬銜に捉まり、取り縋つて、熱い涙を降りそそぐ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...勒(くつわ)と(たづな)ありて鐙(あぶみ)なく...
南方熊楠 「十二支考」
...ああ落日の空の下の一きわ高い彼等の歌!(一九一八年十月大鐙閣刊『ぬかるみの街道』に発表 一九二〇年十月新潮社刊『百田宗治詩集』を底本)...
百田宗治 「夕暮の別荘地に歩み入る兵士達」
...馬をはなせ!」鐙(あぶみ)をなげて馬の口取をしたたかに蹴る...
山本周五郎 「死處」
...鐙(あぶみ)に確(しか)と踏みこたえて...
吉川英治 「三国志」
...鐙(あぶみ)に足の届いていない伊織の体は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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