...自己稱讚と Cynical Frankness とに陷らずに自分の生涯を記録することは恐ろしく困難だと云つたぢやないか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...鶏肋自ら棄てがたきものあるをもって採録することにした...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...この巻には以上の如き作品を収録することにした...
太宰治 「『井伏鱒二選集』後記」
...それが一般人にとつて興味があり且つ有益であると考へられる限り進むで之を採録する事にも出來得る限りの注意を拂う積りである...
橘樸 「支那を識るの途」
...そういう僻説を少しも修飾することなしにそのままに記録するということが...
寺田寅彦 「科学と文学」
...正直に事実を記録する癖をつける事やこのような一般的の効果がなかなか重要なものであろう...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...婦人雜誌に足袋の型を附録する等といふ事を聞いて喜んで居ります...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...天子の言行を直ちに記録する官で...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...カード記号の組織で記録する事が集団機構のものの憶え方なのである...
中井正一 「歴史の流れの中の図書館」
...戦後十カ年間の北海道における主要食糧生産量の表を再録すると...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...次に多少の伝説を録することにする...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...マルブランシユの記録する所に依れば...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...此に採録することとした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」わたくしは棠軒の行を送つた人々の名を録する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わざわざ自分の実験などを記録する者は三人くらいしかありはしない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは行為によってわたしの一生を記録することができない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...日記の記録する通りに文章を取纏(とりまと)めたものですから……...
夢野久作 「少女地獄」
...拙きまゝに再録することにするのである...
吉江喬松 「山岳美觀」
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