...喜寿を迎えると、金輪際ともう女房にイヤミを言わないことに決めた...
...第一食べないでいては弱ってしまいますよ」そう促してみても貞世は金輪際(こんりんざい)あとを食べようとはしなかった...
有島武郎 「或る女」
...金輪際(こんりんざい)忘れてしまおうと堅く心に契っていたその定子が……それはその場合葉子を全く惨(みじ)めにしてしまった...
有島武郎 「或る女」
...金輪際(こんりんざい)拝し得られぬ苦しみは忍びようがなかった...
有島武郎 「クララの出家」
...金輪際(こんりんざい)消えることなし...
海野十三 「発明小僧」
...金輪際わかることじゃありません‥‥う! う! う!』彼は幾度かこう呻いて...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...金輪際(こんりんざい)から浮き出た島でございまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ一眼(ひとめ)見たが最後! 見た人は彼女の魔力から金輪際(こんりんざい)...
夏目漱石 「草枕」
...酒井樣のお下屋敷に入つたのか」「金輪際(こんりんざい)そんな事はないといふから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金輪際(こんりんざい)笑はないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金輪際見ない」「嬉しい...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...金輪際やめたつもりでゐたのだが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...でもあの娘は俺みたいなドジなブマなまぬけな野郎に金輪際惚れてくれるわけがねえ...
正岡容 「圓太郎馬車」
......
三好達治 「故郷の花」
...「もう金輪際、そんなことはしないよ...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...その青白い鮫の姿を目当てに行けば金輪際...
夢野久作 「近世快人伝」
...金輪際(こんりんざい)...
吉川英治 「新書太閤記」
...今になっても金輪際(こんりんざい)捨てていない異常な粘(ねば)り方と根気を見てもわかるのである...
吉川英治 「親鸞」
...金輪際(こんりんざい)...
吉川英治 「松のや露八」
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