...彼は金城鉄壁の守備で相手チームを退けた...
...この防犯システムは金城鉄壁だ...
...彼女の決意は金城鉄壁のように固かった...
...その交渉士は金城鉄壁の交渉スキルを持っている...
...この枠組みは金城鉄壁の法的保障を提供している...
...及び独裁主義の金城鉄壁を貫通する見込はない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...永く国家をして金城鉄壁の上に安座せしむることを...
井上円了 「おばけの正体」
...金城鉄壁ならざる丸善の店が焼けるに決して不思議は無い筈だが...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...あたかも蜘蛛がその網(す)を金城鉄壁として頼めるの類であるというのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...実に電波にとっては金城鉄壁(きんじょうてっぺき)だと思われていた電気天井をばまるで籠(かご)の目から水が洩(も)るように...
海野十三 「科学が臍を曲げた話」
...これで金城鉄壁である...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...ともかくもわれわれが金城鉄壁と頼みにしている頭蓋骨(ずがいこつ)を日常不断に貫通する弾丸があって...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...金城鉄壁の中に蔵(かく)されているというわけでもなんでもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...鹿爪らしい顔をして居る世の法律家達に――この中には俺を何とかして救おうと空しき努力をしてくれた気の毒なあの弁護士も含まれるのだが――彼等の金城鉄壁と頼む法律というものの無力さを示してやる事が出来る...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...これならどこから突つかれても金城鉄壁というところまでやったつもりだったが...
久生十蘭 「蝶の絵」
...陸に建てた金城鉄壁でさえ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...私は金城鉄壁泣かないつもりで...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...相手が用人棒だろうが何だろうが、身構えたら最後、金城鉄壁、動く事でない...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...三年間はむしろ前にも増して甲府は金城鉄壁であろう...
吉川英治 「上杉謙信」
...まさに金城鉄壁の文字どおりな偉観であった...
吉川英治 「三国志」
...これでも金城鉄壁といえないことはない」ここへ入って...
吉川英治 「三国志」
...ひとり探(さが)す子・ふたりの子一この摂津(せっつ)の要害(ようがい)へ金城鉄壁(きんじょうてっぺき)をきずかれたのは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...それが金城鉄壁の構えだと心得ている奴ばかりだから心細い』『清水』『ウム? ……』『出て行って...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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