...その女房と関係があつたと云ふ酒のみの法師とも...
芥川龍之介 「芋粥」
...快く酒のみて寢につけり...
大町桂月 「常磐の山水」
...また麥酒のみて眠に就く...
大町桂月 「杉田の一夜」
...啻に酒のみならず...
大町桂月 「獨笑記」
...二人ながら炉(ろ)のはたに胡坐(あぐら)かきて酒のみながら七兵衛がいふやう...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...君が私とお酒のみながら...
太宰治 「虚構の春」
......
種田山頭火 「其中日記」
...酒を飲むときはただ酒のみを味わいたい...
種田山頭火 「夜長ノート」
...お酒のみだとかいうばかりじゃなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...大味で――わしゃ酒のみじゃないけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...酒のみだと見えて...
久生十蘭 「金狼」
...気六ヶ敷い酒のみで...
牧野信一 「川蒸気は昔のまゝ」
...火災ホケンなどということをあの酒のみのおとっちゃんは考えているかしらなどと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...貴方は酒のみではない」「そんなにいきまくな」「貴方は女好きでもない」と七十郎は云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...僕は酒のみを以つて自負してゐる...
吉川英治 「折々の記」
...癖の悪い酒のみや...
吉川英治 「新書太閤記」
...酒のみは多く肴をとらぬものである...
若山牧水 「樹木とその葉」
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