...今度は時間を過去へ遡ってみる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...関氏の遺族八名は籠川を遡って岩茸岩付近の河原まで行き...
石川欣一 「山を思う」
...更にこの畸才(きさい)を産んだ時代に遡って椿岳の一家及び環境を考うるのは明治の文化史上頗る興味がある...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...結果から原因に遡っているわけである...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...その追憶の余勢は自然に昔へ昔へと遡って幼時の環境の中から馴染(なじみ)の顔を物色するようになる...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...責任は当時に遡って追求されねばならぬ筈のものであり...
戸坂潤 「社会時評」
...少し遡っていうが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...遡っていうが、この以前藩主の奥方と祖母君は江戸の邸にいられたのを、士州総督へ出願の上藩地へ帰らるることになり外国船二隻を借受けて海路より帰着せられて、これは千秋寺という寺に住(すま)わるることになっていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...少し前に遡っての話しだが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...遡っていうが、私が東京へ転任した翌年に次男を挙げて、惟行と命(なづ)けた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...十九今の如く青々氏や露月氏の事をいったついでだから、なお遡って、子規氏と共に俳句を作り始めた古い人々のこともいって見よう...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...後漢時代にまで遡って考証を進め...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...この問題を雪の結晶の変形にまで遡って研究しようと試みた人は無いようである...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...七代まで遡って縷々懇切に述べている...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...その最初の原理にまで遡って調べるとき...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...彼は各教区の創設時にまで遡ってその記録簿を極めて丹念周到に研究し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼の父と叔父はビザンツの商品を蒙古人の間に持ち込む貿易の仕事でヴォルガを遠く遡って行ったのであるが...
和辻哲郎 「鎖国」
...彼等はコンゴー河口に最初の石柱を立て、河を遡って、この繁華なコンゴー王国の最初の訪問者となった...
和辻哲郎 「鎖国」
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