...なかなか達者なものだった...
海野十三 「火薬船」
...性来(うまれつき)歯が達者なので...
薄田泣菫 「茶話」
...随分達者な僧侶(ばう)さんだつたに相違ない...
薄田泣菫 「茶話」
...なんという達者なじいさんだろうと...
太宰治 「風の便り」
...あのお喋(しゃべ)りの達者な坊さんも……」「それですよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...誰か数学の達者な人が一つやってみたら...
中谷宇吉郎 「寅彦夏話」
...とうてい悪口の達者なお前には向かないね」こう云いながら叔父は...
夏目漱石 「明暗」
...達者なもんで」勘助はニヤリニヤリして居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...達者なもんで」勘助は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...よくもあんなに若い男と懇意(こんい)になつたと思ふ位だ」「へエー達者な娘だね」「祝言の晩錦太郎を打ち殺さうと言ひ出したのは三人ある」「へエー」「中でも氣違ひじみてゐるのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...悪達者な職人の作った...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恐ろしく足の達者な野郎で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...申分なく達者な女です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それがギュウギュウ締ったから驚くじゃありませんか」お専のような達者な年増が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この達者な饒舌家のはなしが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...達者な人だけに気も若くて...
二葉亭四迷 「平凡」
...さすが口達者なかみさんたちも...
山本周五郎 「季節のない街」
...ずいぶん気だけは達者なつもりでも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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