例文・使い方一覧でみる「道理で」の意味
スポンサーリンク...竹見がさけんだのも道理であった... 
海野十三 「火薬船」
...過去がわれらの文化の貧弱を哀れむのも道理である...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...道理で私は香をも肌でかぐ...
高村光太郎 「触覚の世界」
...蓋（けだし）「宝（たから）の在る所心もまた在る」道理で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...道理でその頭の辷（すべ）り方が少し変であったわいというくらいのところで...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうしても補助機関が欲しくなるのは道理である...
中里介山 「大菩薩峠」
...また言いがかりの種子（たね）も無くなってしまう道理でございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...鏡汚れて像全からざる道理で」生死一如どころの話ではない...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...道理で道理で...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...道理でここへ来られないはずです...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...」と彼女は慌てゝ説明しやうとしたが、それは彼には充分忖度出来るが、益々、道理ではなしに、刹那的の嫉妬感で、「断然駄目だよ――大変な心得違ひといふものだ...
牧野信一 「小川の流れ」
...そうか旅柳桜に仕込まれたのか、道理で、あの男の荒稽古なら、この上達も不思議じゃない...
正岡容 「寄席」
...道理で、素晴らしい気息（いき）だと思った...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その額や胸を大きくしたと同じ道理で...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...」「道理で旗色はどうも悪いよ...
横光利一 「上海」
...李典が敗れて帰ってきたのはむしろ道理である...
吉川英治 「三国志」
...と直義（ただよし）がいったのも道理であって...
吉川英治 「私本太平記」
...道理で、この尼は、初めから自分の旅包みにばかり眼をそそいでいたことよ、と小次郎も今にして、思いあわせた...
吉川英治 「平の将門」
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