...道学者になるためには、多くの本を読まなければならない...
...彼は道学者の論文を書くことに情熱を注いでいる...
...道学者としての彼の見識は素晴らしい...
...道学者が最も大切にするのは、常に謙虚であることだ...
...彼の夢は道学者としての地位を得ることだった...
...人間の本能をその従属者たらしめることに心血を瀉(そそ)いで得たりとしている道学者は災いである...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...それを以て無上最勝の一路となす道学者は災いである...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...教育界に名望のある道学者先生の叔父もあるし...
泉鏡花 「婦系図」
...名にし負う道学者と来て...
泉鏡花 「婦系図」
...生意気に道学者に難癖なんぞ着けやあがって...
泉鏡花 「婦系図」
...)と道学者に言われるような...
泉鏡花 「婦系図」
...にする為だった――道学者との談話を漏聞かせまいため...
泉鏡花 「婦系図」
...などと古風な道学者みたいな事を殊勝らしく考えてみても...
太宰治 「桜桃」
...道学者の漢文調や僧侶の白文のお経...
戸坂潤 「思想としての文学」
...肺病やみのような鼻洟(はな)ったれの道学者先生は...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...完全な正直さで固められ多少道学者めいた気味のある個人の品位...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いささかの道学者臭(しゅう)も無いのに子路は驚(おどろ)く...
中島敦 「弟子」
...道学者などの言うことなどに耳を傾けるものでない...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...因をなしたには違いないが――その事についての道学者たちの争いもたいしたものであった...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...道学者は、人生に入場する若者に過度の現在の欲望満足によって数年にしてその健康と財産とを滅ぼしてしまわないようにすすめ、その享楽がもっと長続きするようにこれを節するようにすすめるからといって、快楽の敵と呼ばるべきであろうか...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ところで道学者といふものはまるであまい物の見方をしてゐることが多いと思ふ...
三木清 「日記と自叙伝」
...然るに佐藤は道学者の語を以て怪を志(しる)してゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...道学者(どうがくしゃ)じゃないが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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