...過去帳をつけておくと、忘れがちなことを見返すことができます...
...家の中で過去帳を見つけたら、祖父母の思い出を振り返ってみましょう...
...過去帳を持たずに、財産分与を行うことはできません...
...出版社では、過去帳を元に出版物の販売数や収益をチェックしています...
...過去帳には、隠し子や汚職などの情報が記載されていることもあるが、公にするべきではないとされています...
...寺(てら)から寺(てら)へと其過去帳(そのくわこちやう)を持回(もちまは)つたなら...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「浮浪学生の話」
...・山から下りてゆく街へ虹立つた暮れて寒い百舌鳥がまだないてゐる彼の過去帳を繰りひろげて見る...
種田山頭火 「其中日記」
...そうしておそらくそれを書き終わるより前に自分自身がまただれかの過去帳中の人になるであろう...
寺田寅彦 「備忘録」
...自分の過去帳に載せらるべくしてまだ載せられてないものには三匹の飼い猫(ねこ)がある...
寺田寅彦 「備忘録」
...其の過去帳から彼の餌になった二三亡者(もうじゃ)の名を写して見よう...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...其語るや大抵過去帳の展読のみ故に其言質を作ること稀れなる代りに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...わたくしは伊沢信平さんに請うて宗家の過去帳を検してもらつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...二世全安さんの蔵する過去帳に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...手入の少い過去帳には全く載せて無い...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...過去帳一本の八日の下(もと)に記した文とを以つて證することが出來る...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...清郷は過去帳原本の載せざる所で...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...蒼夫さんの所有の過去帳に...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...過去帳を出してくれた...
柳田国男 「故郷七十年」
...結果として数枚綴った過去帳の写しを受取った...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...菩提寺(ぼだいじ)の過去帳にものっております...
吉川英治 「新書太閤記」
...急にぼくの祖先を思い合わせて過去帳を調べる気になり...
吉川英治 「随筆 新平家」
...菩提寺の過去帳に宮本家の血縁者の歿年(ぼつねん)戒名(かいみょう)などを発見して...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...お寺の過去帳とでも一緒にしまっておくがいい」十一謙譲などというものは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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