...思ひ切つて前に進み出るか? もう幾十度となく考へた問題ながら...
伊藤野枝 「惑ひ」
...【2】1.誰として進み出る者がない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...彼が進み出るにしたがって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...荷物をもとうと進み出る赤帽をしりぞけながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...進歩の四方へ進み出る...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一人のザポロージェ人は勿体ぶつて前へ進み出ると...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...やをら誇りかに両手を腰につがへて前へ進み出るなり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...フォスタは巡査の方へ進み出ると...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...思はず翼でもあるものゝやうにスラスラと爪先立つて酒場の真中に進み出ると...
牧野信一 「歌へる日まで」
...暫く其処に立ち止つた後に――つかつかと床柱の前へ進み出ると...
牧野信一 「蝉」
...コノール (ゆっくり進み出る)デヤドラはどこにいる?マイネ (身じろぎもせず...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...マイネ (徐(しず)かに樹のかげより進み出る...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...今わかった! 今わかった! (王の方にゆっくりと進み出る)あの声はウスナの家の声でございます! 王様...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「ウスナの家」
...――ロイトネル氏が、いわば伝染を受けたように、引き入れられて興奮して、一歩進み出ると、不意の霊感といったようなもので身をふるわせながら、早口でこうしゃべりはじめたのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...かの男聞きてしからば汝らわれと武芸を較べ見よというに一人も進み出る者なし...
南方熊楠 「十二支考」
...于吉を怖れて進み出る者もなかった...
吉川英治 「三国志」
...三河の矢矧(やはぎ)から西へは進み出るなと固くいましめておけ...
吉川英治 「私本太平記」
...進み出る人影さえ見れば...
吉川英治 「私本太平記」
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