...一歩を退くの東国の源氏をして...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...その退くも、礼壇に向かいながら足を背部に進むるを礼とす...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...次(つぎ)の間(ま)に退くと...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...部下を率ゐて水陣に退く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アガメムノーン退くを認め...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...など戰場を退くや? 720勿れ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...同年八月停職処分を受けて軍職を退くことになった...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...医師の前をとび退く...
本庄陸男 「白い壁」
...――退くなら今だ!と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...官軍追分に退く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...(娘は何事とも分らぬらしく、一歩退く...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...「退くな」「あわてるな」と...
吉川英治 「三国志」
...残る楊任も、張衛のあとを追って南鄭関(なんていかん)へと逃げのびて行ったが、このみじめな敗戦に、漢中の張魯は激怒して、「それ以上、退く者は、即座に首を刎ねる」と、厳重な督戦令を出した...
吉川英治 「三国志」
...それは蜀勢が退くとき...
吉川英治 「三国志」
...濡れ縁を跳び退くやいな...
吉川英治 「私本太平記」
...「退くしかない」親房の大きな計画も今は彼自身...
吉川英治 「私本太平記」
...(――男たるものは一歩も退くな...
吉川英治 「新書太閤記」
...わしの孫にも、こんな意気地なしが出来よったか)叱られて、退くと、幼い十兵衛は、やがて自分の居間で、朱(あけ)になって昏倒(こんとう)していた...
吉川英治 「柳生月影抄」
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