...ブランカのかける早さは人間の足では追っつけないくらいだった...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...景はそれに追っつこうとしたが追っつけなかった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿霞」
...女の足が馬鹿に早いので追っつけなかった...
田中貢太郎 「蘇生」
...もう追っつけ黎明(よあけ)に近い...
田中貢太郎 「轆轤首」
...追っつけみんなを帰すでしょうから...
林不忘 「安重根」
...なあに御隠居が追っつけめでたくなったあとじゃ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...甚兵衛は歩いてはとても追っつけませんので...
豊島与志雄 「天下一の馬」
...だが追っつけるだろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...追っつけ暮れるであろう...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...追っつけ此処へも...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...八郎太に追っつけるのに――箱根で遅れ...
直木三十五 「南国太平記」
...こう金が物をいうては、追っつけ、町人の世の中になろうも知れん」「そうなろうと、なるまいと、刀を棄てることは、至極よろしいと存じます...
直木三十五 「南国太平記」
...行きづまりの方へ行ったから、追っつけ、戻って来る...
直木三十五 「南国太平記」
...追っつけあとから馳(は)せ参じさせていただくのでございますが...
中里介山 「大菩薩峠」
...追っつけ口書をとろうとしているというのに...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...追っつけて進(しん)じょう」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...が、なお入念に、あとの調べは、追っつけ、仔細をもたらして、次々に、早馬をもってこれへ参るはずにございまする」「して...
吉川英治 「新書太閤記」
...お前さんも追っつけお母さんですわの...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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