...吾等の「人」として「藝術家」としての眞正の發展は此自覺を基礎として始めて迷はざる途をとることが出來るのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...これは碧梧桐(へきごとう)が常に新を欲して踏み迷うた感があるのを残念に思って言った言葉である...
高浜虚子 「俳句への道」
...夜は大楼の音頭(おんど)の色香(いろか)の艶(えん)なるに迷うて...
中里介山 「大菩薩峠」
...それとも新しき男にしようかと迷つた時に...
中原中也 「我が生活」
...それは迷惑とも嫌悪(けんお)とも畏怖(いふ)とも片付けられない微(かす)かな不安らしいものであった...
夏目漱石 「こころ」
...迷亭君は気にも留めない様子で「どうせ僕などは行徳(ぎょうとく)の俎(まないた)と云う格だからなあ」と笑う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「その鋏がどうして十四通りに使えます」と聞くや否や迷亭君は大得意な調子で「今一々説明しますから聞いていらっしゃい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...隨分諸方に迷惑をかけたやうでございます」「女房はないのか」「え...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「道に迷ってしまったんです」と...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...一には其説に迷ひ候て...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...たちまち迷惑顔をなさいました...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...一瞥(いちべつ)してすなわち迷惑せざらんと長口上で讃(ほ)めて居るから...
南方熊楠 「十二支考」
......
三好十郎 「捨吉」
...迷信もまた社会化したのであります...
柳田国男 「山の人生」
...実は迷惑を頼んだのじゃが」「恐れ入りまする...
夢野久作 「斬られたさに」
...――」迷いのうちにも...
吉川英治 「大岡越前」
...島をでてふたたび主君の馬前に立とうかとさえ――ツイさっきも迷ったのである...
吉川英治 「神州天馬侠」
...戦(いくさ)以外に、左様な才覚があると見らるるは、勝入、大迷惑じゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
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