...迂散(うさん)らしく相手の顔を見やつた...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...帰るには少し上へのぼって才川の堤防を辿りつつ高地を迂回して行かねばならない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...迂濶(うかつ)なことには...
谷崎潤一郎 「細雪」
...迂濶(うかつ)に処分することは尚以て慎しむべきである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...氷山を迂回して南方にむかって船を進めようと...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...とかいうような迂濶な抽象的な問題提出の様式は消えてなくなるので...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...少し迂回して方向を転じ...
外村繁 「澪標」
...私が話をした知名の人達はどう迂つ闊りとしてゐたものか...
中原中也 「宮沢賢治全集」
...さきほどオイケンの批評をやって形式上の矛盾を中味の矛盾と取り違えて是非纏めようとするは迂濶(うかつ)だと云って非難しましたが...
夏目漱石 「中味と形式」
...何んの詮索もしなかつたのは迂遠(うゑん)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...迂遠な学問に憂身(うきみ)を窶(やつ)していられるのである...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...その身分職業の如何(いかん)に拘(かかわ)らず物の数理に迂闊(うかつ)ならず...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...遠い昔の芭蕉や其角(きかく)の句は諳誦(あんしょう)していても毎日食べる玉子はどれが新しいか古いか知らんような迂闊(うかつ)な心掛ではどうしてこの文明世界へ進む事が出来よう...
村井弦斎 「食道楽」
...」男爵の不在を好都合に迂濶に失礼な言葉使いをしては...
横光利一 「旅愁」
...痴鈍な私は幾多の迷路を迂回して今頃ようやく祖国の上に熱愛を捧(ささ)げる一人の日本人となった...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...大玄関のほうへ迂回(うかい)して来ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...遠く道を迂回して...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分は秋草をふみにじることをしないでその植込みの外を迂回(うかい)して縁側に達しようとしたのである...
和辻哲郎 「地異印象記」
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