...地震とか辻風(つじかぜ)とか火事とか饑饉とか云う災(わざわい)がつづいて起った...
芥川龍之介 「羅生門」
...地震(ぢしん)とか辻風とか火事とか饑饉とか云ふ災(わざはひ)がつゞいて起つた...
芥川龍之介 「羅生門」
...そのまに、おばさん、解の兄弟、そのほかみな、辻風のように、城門の外へ奔(はし)り出していた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「不破村の辻風(つじかぜ)」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ここを通った辻風典馬(つじかぜてんま)に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...四辻風典馬のことを...
吉川英治 「宮本武蔵」
...外の者は戸をこじあけて、自分勝手に入り込んで来たものとみえ、土間の方を透(す)かしてみると、大きな肩幅を重ね合って、六、七名の人影がそこに立ち、「辻風だ、はやく灯りをつけろ」と中の一人が怒鳴っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...辻風典馬(てんま)は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おばさんの良人(おっと)を打ったという辻風典馬は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...辻風典馬にはまだ何百という乾児(こぶん)があるんだよ」「あ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...辻風黄平は、木曾の野洲川(やすがわ)に大きな勢力を持っているばかりでなく、また兵法の達人であるばかりでなく、乱波(らっぱ)(忍者(しのび))の上手で、この男が殺そうと狙(つ)けねらった人間で天寿を全(まっと)うしている者はかつてなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おれの兄貴の辻風典馬(てんま)でさえ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...野洲川野武士の辻風黄平だとは知らねえもんだから...
吉川英治 「宮本武蔵」
...以前には野洲川の野武士で辻風黄平と称(とな)えていた者だとある...
吉川英治 「宮本武蔵」
...辻風典馬を殺したのは...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おおかた鈴鹿谷へ部落を移した辻風黄平の仲間だろうと思うが」「そ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その辻風典馬の死は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...前身の辻風典馬の弟黄平としてみれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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