...轟々(ごうごう)と廻転をし続けていた...
池谷信三郎 「橋」
...下より衝き上るが如き衝動と轟鳴を伴ふ(四)...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...爾後日日の噴煙鳴轟に多少の消長はありたる模樣なるも...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...喧轟(けんごう)名状すべからず...
泉鏡花 「海城発電」
...今の二発の轟音(ごうおん)と...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...もうお終い……轟然たる音響……死屍累々……壊滅!その惨状は...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「十時五十分の急行」
...メガフォンがその時々の結果を報告して号令のように轟(とどろ)く...
谷譲次 「踊る地平線」
...その水の轟々たる響には彼の耳も聾いてしまった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
... 155 XV 87.11 I 607.『あゝ轟雷を飛ばす君...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...轟の源松」その名を繰返しながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...轟 ……(次第に坐り直し...
三好十郎 「好日」
...轟 しかし、そんな事僕には出来ないなあ...
三好十郎 「好日」
...あなた持っていませんか?轟 今は持っていませんが...
三好十郎 「好日」
...毎朝の役目で今這入って来た扉(ドア)をたたいて主人の轟氏を起しにかかったが...
夢野久作 「二重心臓」
...妾だって今度の轟さんの事件ではずいぶん頭を使っているんですもの...
夢野久作 「二重心臓」
...胸が轟(とどろ)くと一緒にハッと吾(われ)に帰るような事が...
夢野久作 「瓶詰地獄」
...それはもうむかしの響き轟いた矢筒の音でもなければ...
横光利一 「旅愁」
...それは敵の降らしてくる巨木大石の轟きである...
吉川英治 「三国志」
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