...これを軽んずる時は造化の神をよく知ることは出来ない...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...然るに独り経を重んじて緯を軽んずるという道理はない...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...君がこの願いを軽んずるようなことはしないだろうと確信してはいますが...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...ついには巧利を度外視した純知識慾に基づく科学的研究を軽んずるような事があってはならぬと思う...
寺田寅彦 「科学上の骨董趣味と温故知新」
...切に自(みず)から軽んずる勿(なか)れ」...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...金銭を軽んずること彼れが如く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...また死を軽んずるといえばよく聞えるけれども...
新渡戸稲造 「「死」の問題に対して」
...人間平等の法理を軽んずるものである...
蜷川新 「天皇」
...人間平等の法理を軽んずるものである...
蜷川新 「天皇」
...人間を軽んずる、原人式な浮説である...
蜷川新 「天皇」
...コンウェイがビナレスの猴堂に詣(もう)で多くの猴を供養したところに猴どもややもすれば自重して人間を軽んずる気質あるよう記した...
南方熊楠 「十二支考」
...万里の孤客たるわれを軽んずるより下女までも悪態を尽すと悪態極まる言を吐いたので大騒ぎとなり...
南方熊楠 「十二支考」
...カエサルほど自分の身を軽んずる者はかつてなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...肉体の生活を軽んずるような奴は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人間の命を軽んずるところからは本当の大事は果せないと信じます」「よろしい...
山本周五郎 「風流太平記」
...そのように一死を軽んずるようでは留守が案ぜられる...
吉川英治 「三国志」
...真(ま)っ平(ぴら)です」「養子とて、軽んずるな...
吉川英治 「新書太閤記」
...――新像図を私販(しはん)するの罪(摂取不捨(せっしゅふしゃ)の曼陀羅(まんだら))――釈尊を軽んずるの罪――万善を廃するの罪――神霊に背(そむ)くの罪――国家を壊乱(かいらん)するの罪等...
吉川英治 「親鸞」
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