...この三首のお歌を和歌集の巻軸として最後のとどめの場所にお据ゑになり...
太宰治 「右大臣実朝」
...バイブルを主軸として回転している数万の星ではなかったのか...
太宰治 「如是我聞」
...床うつりが悪かったら如何なる名書画も掛け軸としての価値がなくなる...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...「時」が問題になるところにはそこに変化が問題になる四元世界の一つの軸としてのみ時間は存在する...
寺田寅彦 「春六題」
...問題の枢軸としているということを...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...人工的にそして数的に定義された重量という記号化された言葉を枢軸として...
戸坂潤 「思想としての文学」
...政府の樞機は軍事を心軸として囘旋するが故に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...政府の枢機は軍事を心軸として囘旋するが故に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...その時鉛直線を軸として螺旋形(らせんけい)の道に沿って廻りながら落ちて来る...
中谷宇吉郎 「雪」
...自分の生涯の主軸としてはなさけない氣持がしてならなかつた...
林芙美子 「濡れた葦」
...体を軸として、機織(はたおり)のようにロープを引き始める...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...従つて当時の俳諧界もまたこの一句を中軸として一転せり...
正岡子規 「古池の句の弁」
...西欧の近代文学の中軸として発展してきた一個の社会人として自立した自我の観念も...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...それ以来力のある個人を中軸として世界の歴史が動き始めました...
柳宗悦 「民藝の性質」
...諸国の志士たちがいかに水戸を中軸として動いているかということ...
山本周五郎 「新潮記」
...その文字の中軸として二つの姿が浮んで来る...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...この一点を坤軸として選み落された自分だった...
横光利一 「旅愁」
...これらの大臣大連は西方文化との接触と中央集権の努力とをその活動の枢軸としている...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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