...ただ話が佳境に入って来ると多少の身振りを交じえる...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...かけらがくちびるからひっこんだと見ると急に四股(しこ)を踏むようなおおぎょうな身振りをしながらばりばりとそのガラスを噛み砕く音を立て始めた...
寺田寅彦 「柿の種」
...言葉では自分の身振りをつづけていた...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...その身振りと叫び声とで家畜の群れを恐れさせる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...荒々しい身振りや言葉や熱情...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...情のこもった言葉や身振りや慇懃(いんぎん)さなどを見出し得た...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何らの身振りもせず...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...僕の身振りによく従ってくれる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...例へば文章を書くにしても……」先生は得意らしく身振り手振りで諄々(じゆんじゆん)と説き出したが...
南部修太郎 「猫又先生」
...賣れるの賣れねえのと言つて」八五郎は身振り澤山に説明するのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(冷たい雨の日も浴衣(ゆかた)がけで何やら大袈裟(おおげさ)な身振りで...
原民喜 「秋日記」
...そして言葉やら身振りで...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...信じられぬといふ容子と喜びとが彼女の顏付と身振りとに表はれる...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...メァリーはかう云ふや否や口にした言葉を呼び返さうとするやうな身振りをしたから...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼はときどき好んで亂暴な身振りをしたが...
堀辰雄 「水族館」
...」などとGは“Fool”の身振りをしてふざけ散らしたりした...
牧野信一 「村のストア派」
...と手振り身振りで威張り出す...
山中貞雄 「武蔵旅日記」
...いつも嬢の直ぐ次に馬を立てるあの色の黒い、鬚武者の巨漢(おおおとこ)が、眼色や身振りで、自在に操っているのである...
夢野久作 「暗黒公使」
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