...身も世もない発言をすると相手を傷つける可能性がある...
...彼女は肝心なときに身も世もないことを言い出してしまった...
...彼の身も世もない質問に、周りの人たちは苦笑いを浮かべた...
...あの政治家は身も世もない発言を連発している...
...相手を思いやった口調で話すことが、身も世もない言葉を使わないための第一歩だ...
...身も世もない様に燃えてゐ(い)るぢ(じ)ゃないか...
高村光太郎 「ぼろぼろな駝鳥」
...身も世もないほど力を落して帰ろうとするのを美しい人が呼びとめて「花をきってさしあげましょう」といいながら花鋏(はなばさみ)と手燭(てしょく)をもっておりてきた...
中勘助 「小品四つ」
...畳に喰いついて身も世もないように泣き出した...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ワッと声をあげて身も世もないように泣き沈んでしまった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この場面は身も世もない辛(つら)いものになったにちがいない……が...
久生十蘭 「あなたも私も」
...身も世もないように嘆くのである...
久生十蘭 「キャラコさん」
...身も世もないように泣く...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...身も世もない思いをしていらっしゃったのです」主水は腕を組んで眼をつぶった...
久生十蘭 「鈴木主水」
...どうしようどうしよう」と身体を押揉んで身も世もないように愁嘆する体だったが...
久生十蘭 「魔都」
...わたしはまったく身も世もない...
宮沢賢治 「家長制度」
...悲しみにも三種類くらゐある、身も世もない、たすからない奴と、少しくらゐの逢ひびきの時間のくひちがつた時とか、も一つ金も何もない酷い貧乏の悲しみとか、その孰方のうたがあなたにいりようなのかと男はたづねた...
室生犀星 「はるあはれ」
...あまりの悲しさに身も世もない気持になりまして...
夢野久作 「暗黒公使」
...ひいッ! と身も世もない声を二度ほどあげた...
吉川英治 「三国志」
...身も世もないここちがする...
吉川英治 「三国志」
...身も世もない心配らしいよ」せきたてて...
吉川英治 「私本太平記」
...もう身も世もない姿だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...さびしさで身も世もない...
吉川英治 「親鸞」
...生れてはじめて身も世もない恋慕の思いに胸をかきみだされた...
渡辺温 「絵姿」
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