...蹲踞(しゃが)み込み...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...蝦蟇(がま)のやうに土の上にかい蹲踞(つくば)つてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...命の蔭に蹲踞(うづくま)る一念の戀は...
高山樗牛 「瀧口入道」
...あまり長時間便器に跨(またが)って蹲踞(うずくま)っていたので...
谷崎潤一郎 「鍵」
...悦子がさっきからローゼマリーと二人で蹲踞(うずく)まりながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ぶるぶる顫(ふる)えて蹲踞(うずく)まっているのを...
谷崎潤一郎 「細雪」
...呉葉はじっとして蹲踞んでゐた...
田山花袋 「道綱の母」
...そうして本人は勝手の竈(かまど)の前に蹲踞(うずく)まって...
夏目漱石 「門」
...酔った職人風の男が蹲踞(うずくま)り...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...鏡台の前に蹲踞んで...
林芙美子 「浮雲」
...ゆき子は蹲踞みこんだ...
林芙美子 「浮雲」
...息苦しい厠(かはや)に蹲踞み...
林芙美子 「浮雲」
...遠慮さうに蹲踞(しやが)んで...
林芙美子 「下町」
...蒼白く沈黙しているリカルド・ガリバルジの死顔の上へ蹲踞み込んで...
牧逸馬 「ロウモン街の自殺ホテル」
...われは上衣(うはぎ)を脱ぎて(ぶな)の根がたに蹲踞(うづくま)りぬ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...其中で芝生に蹲踞して記念の撮影をしたのは夫人達の迷惑が想はれた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...或は蹲踞するあり或は樹(き)に凭(よ)るあり...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
...唯両脚を以て躰(たい)を支(ささ)へて蹲踞(そんきよ)するのみ...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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