...蹲(うづくま)つたまま泣いてゐる...
芥川龍之介 「かちかち山」
...その枝の上に蹲(うづくま)つた...
芥川龍之介 「動物園」
...で男の手を放して人々の後に蹲(しやが)んだ...
石川啄木 「鳥影」
...俎板(まないた)の前へ蹲(しゃが)む...
泉鏡花 「婦系図」
...屋根から滑り下りて門外(もんそと)に蹲踞(はひつくば)つた...
薄田泣菫 「茶話」
...)女は起つて行つて後の押入れを開け白い切れをかけた天鵞絨の枕を持つて来て彼の枕元に蹲んだ彼は其殺那焔のやうに輝いてゐる女の眼を見た...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...又窓の外へ狸が来て蹲まった...
田中貢太郎 「狸と俳人」
...ぽか/\とした西日に照されつゝうすら睡そうに蹲踞って居ました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...彼のいわゆる「蹲る」ことに対してさんざん毒づいた後に...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...そして、触れると共に、じっと、蹲んだ...
直木三十五 「南国太平記」
...まごまごするな邪魔になる坐つて見て居れと云ひますから私はヘイと云つて龍馬の側へ蹲(しやが)んで見て居りました...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...彼はがくんと蹲り祈りと怒りにうち震えた...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...蹲踞(つくばい)の水に薄氷が張っている...
久生十蘭 「喪服」
...縁側に蹲んで、庭の樹の葉の隙間から空を仰ぐと、満月に近い月が、涼しさうに青空に浮んでゐる...
正宗白鳥 「月を見ながら」
...立ち小便については別に諸方の例を挙げ置いたが(立小便と蹲踞(そんこ)小便)...
南方熊楠 「十二支考」
...あん子は或る處をえらんで蹲(しやが)んで砂を握つてゐたが...
室生犀星 「神のない子」
...物好きな男は立つたり蹲(しやが)んだりして...
室生犀星 「末野女」
...ケルベロスは煖炉の正面に蹲(うづくま)つて白い色の化物のやうに...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
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