...二足(ふたあし)三足(みあし)蹌踉(そうろう)と流れの汀(なぎさ)から歩みを運ぶと...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...タクシイに蹌踉(よろ)け込(こ)んで...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...自棄(やけ)に前に突いて最一(もひと)つ蹌踉(よろ)ける...
泉鏡花 「浮舟」
...こんなに彼が蹌踉(そうろう)としているのを見たのは初めてだ...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...少(すこ)し蹌踉(よろけ)るのは見(み)るのも氣味(きみ)が惡(わる)い位(くらゐ)...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...蹌々踉々(さう/\らう/\)として大聲唐詩を高吟し...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...かれは蹌踉(ふらふら)とした...
室生犀星 「幼年時代」
...やっと一ヶ年振りの十一月の何日かに都に着くと蹌踉(そうろう)として吾家(わがや)の門を潜った...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...」長羅は再び蹌踉めきながら彼女の方へ歩みよった...
横光利一 「日輪」
...お粂はその間に蹌踉(そうろう)と元の楽屋へ帰って来て...
吉川英治 「江戸三国志」
...蹌踉(そうろう)と...
吉川英治 「大岡越前」
...ややもすると蹌(よろ)めくようになる...
吉川英治 「剣難女難」
...兄上っ……」泥舟は蹌(よろ)ぼうた...
吉川英治 「剣の四君子」
...蹌(よろ)めいたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...蹌々踉々(そうそうろうろう)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...おばば」蹌(よろ)めきながら又八は顔をかかえた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...蹌(よろめ)きまする」「無理もない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...蹌々(よろよろ)と立ち上がった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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