例文・使い方一覧でみる「跳ねる」の意味

...池では時々ボチャンボチャンと鯉（こい）の跳ねる音がした... 池では時々ボチャンボチャンと鯉の跳ねる音がしたの読み方
江戸川乱歩「一寸法師」

...発条（ばね）が跳ねる... 発条が跳ねるの読み方
田畑修一郎「医師高間房一氏」

...跳ねるように飛びながら... 跳ねるように飛びながらの読み方
外村繁「澪標」

...跳ねるような足取りで歩いて行き... 跳ねるような足取りで歩いて行きの読み方
豊島与志雄「特殊部落の犯罪」

...対手の浪人の恐怖した眼、当もなく突き出してくる刀、翻（ひるがえ）る袖、跳ねる脚、右から、左から閃く刀、絶叫――倒れている浪人――そんなものが、眼の前を、陰の如く、光の如く、ちらちらした... 対手の浪人の恐怖した眼、当もなく突き出してくる刀、翻る袖、跳ねる脚、右から、左から閃く刀、絶叫――倒れている浪人――そんなものが、眼の前を、陰の如く、光の如く、ちらちらしたの読み方
直木三十五「南国太平記」

...ぴよんと跳ねればぴよんと跳ねる... ぴよんと跳ねればぴよんと跳ねるの読み方
中勘助「銀の匙」

...たまに鯔（ぼら）らしいのが水の上に跳ねるのを見れば... たまに鯔らしいのが水の上に跳ねるのを見ればの読み方
中島敦「環礁」

...あんなに跳ねるんだろうね」と聞いた... あんなに跳ねるんだろうね」と聞いたの読み方
夏目漱石「虞美人草」

...君はぴよんぴよん跳ねる... 君はぴよんぴよん跳ねるの読み方
萩原朔太郎「月に吠える」

...ときたま鱶が跳ねるぐらいのもので... ときたま鱶が跳ねるぐらいのものでの読み方
久生十蘭「海難記」

...変ったことといえば時たま鱶が跳ねるぐらいのもので... 変ったことといえば時たま鱶が跳ねるぐらいのものでの読み方
久生十蘭「ノア」

...唇は芝蝦の子でも跳ねるようにピクピクと痙攣（ひきつ）れる... 唇は芝蝦の子でも跳ねるようにピクピクと痙攣れるの読み方
久生十蘭「葡萄蔓の束」

...歩道をピョンピョン跳ねるようにして... 歩道をピョンピョン跳ねるようにしての読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...魚は全身を露わにする高さまで水面から跳ねると... 魚は全身を露わにする高さまで水面から跳ねるとの読み方
アーネスト・ヘミングウェイ　Ernest Hemingway 石波杏訳　Kyo Ishinami 「老人と海」

...彼には魚が跳ねる姿は見えない... 彼には魚が跳ねる姿は見えないの読み方
アーネスト・ヘミングウェイ　Ernest Hemingway 石波杏訳　Kyo Ishinami 「老人と海」

...そねえに跳ねるな馬鹿！少年　そうじゃ無えってば！　これだ！（言って...
三好十郎「おりき」

...コイでも跳ねるのかと思って女中に尋ねると... コイでも跳ねるのかと思って女中に尋ねるとの読み方
武者金吉「地震なまず」