...一 自稱判者足柄山へとて...
大町桂月 「足柄の山水」
...足柄山中、最も眺望のすぐれたる處かと思はるゝ也...
大町桂月 「足柄の山水」
...大山、足柄山、金時山の峯巒が遠近に從つて幾色にも濃淡を劃しながら秋の陽を受けて桔梗のやうな色さま/″\に浮びいでゝゐる...
近松秋江 「箱根の山々」
...足柄山を踊る男の子でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...また足柄山の金太郎は...
中里介山 「大菩薩峠」
...金時山、足柄山、阿夫利山などゝいふ山々が澄み切つた空に晴々とそびえてゐた...
牧野信一 「熱い風」
...足柄山の麓にある矢倉沢村といふところの乙鳥音吉なる老人が...
牧野信一 「山峡の凧」
...またトータルで足柄山と称(い)ふんだがね...
牧野信一 「籔のほとり」
...足柄山足柄山(あしがらやま)のかすみは深い山道すつかりかくれてしもた...
水谷まさる 「歌時計」
...するとのつそり熊が顏出した金太郎さんはおどろいてしもたなんだそんなに近くにゐたか足柄山のかすみは深い山道すつかりかくれてしもた...
水谷まさる 「歌時計」
...『万葉集』にもある足柄山(あしがらやま)のトブサなどと多分一つの語であり...
柳田国男 「海上の道」
...決して足柄山(あしがらやま)の金太郎ばかりではありません...
柳田國男 「日本の伝説」
...この点はすこぶる足柄山の金太郎などと...
柳田国男 「山の人生」
......
横瀬夜雨 「花守」
...南は足柄山を境として...
吉川英治 「源頼朝」
...足柄山(あしがらやま)を奥州(みちのく)へ越えてゆく頃から――それからの長い年月のあいだも...
吉川英治 「源頼朝」
...東に雁坂峠足柄山があり...
若山牧水 「樹木とその葉」
...中禅寺湖にて裏山に雪の来ぬると湖岸(うみぎし)の百木(もゝき)の紅葉散り急ぐかも見はるかす四方の黒木の峰澄みてこの湖岸の紅葉照るなり湖をかこめる四方の山なみの黒木の森は冬さびにけり舟うけて漕ぐ人も見ゆみづうみの岸辺の紅葉照り匂ふ日を鳴虫山の鹿聞きのよき鳴虫山はうばたまの黒髪山に向ふまろ山鹿のゐて今も鳴くとふ下野の鳴虫山の峰のまどかさ友が指す鳴虫山のまどかなる峰の紅葉は時過ぎて見ゆ草枯れし荒野につゞくいたゞきの鳴虫山の紅葉乏しも大野原の夏草富士の裾野のうちで、富士をうしろにし、真正面に足柄山、右に愛鷹(あしたか)山、左に名も知らぬ外輪山風の低い山脈を置いた間の広大な原野を土地では大野原と呼んでいる...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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