...彼の足並みと調子をあわせて...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...彼らは高らかに「雪の進軍」や「ここはお国を何百里」を謳(うた)って足並みを揃(そろ)えていた...
徳田秋声 「縮図」
...統制主義の名目と実質とが一等足並みを揃えてひた押しに押して来るのは...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...だが之をバックする人民の声は之に号令をかけて足並みを揃える機能を多少とも持っている...
戸坂潤 「思想議会たるを知れ」
...あれ程足並みを揃えて...
戸坂潤 「社会時評」
...その足並みを崩さず...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...いかにもその足並みが苦しそうに見える...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...「あの中に安らかに眠っている人もある!」馬の足並みや馬具の鈴や路上の車輪は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼の足並みに速度を合わしてきた辻馬車(つじばしゃ)の方も...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おたがいに足並みはわかったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...群犬がそれに従って足並みを揃えて繰出すようになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...常人足並みの労銀が...
中里介山 「大菩薩峠」
...服装の点検が終ると、一列縦隊に隊伍(たいご)を組み、足並みそろえ、れいの行礼歩調というやつで、岡から浜のほうへ降りて行く...
久生十蘭 「キャラコさん」
...バラルダの音に足並みそろへるおもむきは...
牧野信一 「バラルダ物語」
...学生等は一勢に足並みそろへて...
牧野信一 「舞踏学校見物」
...オイチニ! 長い列は足並みそろへて進軍した...
牧野信一 「吾家の随筆」
...脂の満ち張った足並みで繰り出て来たのは...
横光利一 「旅愁」
...早くなる足並みを...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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