...ふだんどおりになって起き上がる事もできるのだった...
有島武郎 「或る女」
...清三はもう十分に起き上がることができなかった...
田山花袋 「田舎教師」
...引っくり返されたが最後もう永久に起き上がる事ができないので乾干(ひぼ)しになるそうである...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...ボーイの昼食をすゝむる声耳に入りたれどもとより起き上がる事さえ出来ざる吾(われ)の渋茶一杯すゝる気もなく黙って読み続くるも実はこのようなる静穏の海上に一杯の食さえ叶(かな)わぬと思われん事の口惜(くちお)しければなり...
寺田寅彦 「東上記」
...彼は起き上がるとすぐにアンナを捜した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...マドレーヌ氏が起き上がる前にその室に音のすることは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...上りゆく星に対するよりも起き上がる若き娘の前に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...おツネさんは、起き上がると、ちょっとごめんくださいと室を出た...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...倒した胴を肘(ひじ)に撥(は)ねて起き上がる...
夏目漱石 「虞美人草」
...産婦は10日目に起き上がるが...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...起き上がると思いの外ケロリとして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...直ぐ起き上がると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...起き上がることはまったくできずに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...起き上がることができなかった...
北條民雄 「いのちの初夜」
...やがてムックリ起き上がると...
吉川英治 「剣難女難」
...二度と起き上がる者はなかった...
吉川英治 「三国志」
...起き上がるまもなく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...起き上がるまえに...
吉川英治 「平の将門」
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