...――寝てから五分くらいたって、僕は、そっと起きる...
太宰治 「雌に就いて」
...ぐずり/\して存らへてゐる、寝るでもなく、起きるでもなく、読むでもなく、考へるでもなく、――生きてゐるでもなく...
種田山頭火 「其中日記」
...早起すぎるけれど起きる...
種田山頭火 「旅日記」
...朝起きると寒暖計が八十度近くに来ているようになると...
寺田寅彦 「備忘録」
...」という声に飛び起きると...
豊島与志雄 「反抗」
...起きるのは正午だった...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...旅に出ると自づと起きるのは不思議である...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十一月十三日(土曜)十時すぎ起きるとカルピス数杯をのむ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...四月二十三日(土曜)十時すぎに起きる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...明日元気に起きるには...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...毎朝私は起きるとすぐその辺まで散歩に行った...
堀辰雄 「美しい村」
...このまま顔を洗わないでも行く」嬉んで今松は跳ね起きると...
正岡容 「寄席」
...残酷なほど早く起きる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...その土地々々の人びとのうえに起きることは...
三好十郎 「歩くこと」
...恐ろしい事が起きるのじゃないかしら? 怖いわ私! (織子に抱きつく)モモちゃん...
三好十郎 「冒した者」
...何事が起きるか知れたもんでねえぞ...
三好十郎 「鈴が通る」
...H新聞の松岡は一人暮しで朝おそく起きると...
室生犀星 「三階の家」
...起きるとたんに右の手には...
吉川英治 「親鸞」
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