...去年夫が赴任いたしましたのと殆ど同じ頃にハルピンから流れてまいった女でございます...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...山城の國に赴任したタケハニヤスの王が惡い心を起したしるしでありましよう...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...わざわざ丸の内に赴くのである...
高見順 「如何なる星の下に」
...そなたの邸へ赴いて...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...父親が任所に赴いた後に母だの伯父だのが相談して貰つたものなので...
田山花袋 「道綱の母」
...高橋氏が赴任されてからも37年になる...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...例えば筆の赴くままに随った文章というようなトートロジーで之を理解すれば...
戸坂潤 「思想としての文学」
...若し我配處に赴かずんば何を以てか邊鄙の群類を化せんと言つて...
朝永三十郎 「學究漫録」
...清流の士の政友会に赴かざる所以は実に此れが為めなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...寒き雪空に赴(おもむ)く鳧雁(ふがん)の類(るい)である...
夏目漱石 「野分」
...八丈島之南三百里程の処に有之候無人島之大体文禄二年、信濃深志城主彦七郎の子、小笠原貞頼(さだより)、家康の命を受け、伊豆下田より出船、八丈島の南、三百里の処にて無人の島嶼に行き当り、木標、二カ所に建、「日本国天照皇太神宮宮地、島長源家康公幕下小笠原四位小将民部大輔源貞頼朝臣」とあり爾来、毎年、同島に赴き、大いに利するところあり延宝二年、島谷市右衛門ら、無人の島嶼を巡検し、天照皇太神ほか二神を勧請し、「日本内」の木標を建(たつ)、享保十二年春、豊前小倉城主小笠原右近将監殿、日本より東南にあたり、無人島あり、五穀自ら実り、林木(りんぼく)、花多しと申すなり、実否を糺し申さばやと公儀へ御届けあり、すなはち御免を蒙り、伊勢の国にて大船をつくり、武具、馬具、兵糧等おびただしく積み入れ、小笠原式部と言ふ文武兼備の侍を主将として、都合、百五十人ばかり東南の沖へ乗出しけるが、首尾よく彼の島へ着岸せしや、又海中にて破船せしや、便り無かりしとなり其頃、同国の漁師ども、難風に逢ひて南海の絶島に吹きつけられしが、その島には、人一人も住まはず、五穀、満ち足り、平生、無人のところゆゑ、何によらず出来甚だよく、大勢にて久しくその島に逗留せしも、食物に差支へざりしとか...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...支那へ赴かれてからも...
堀辰雄 「菜穂子」
...支那へ赴かれてからも...
堀辰雄 「楡の家」
...この頃電灯会社に務めてゐる知人に誘はれて幾度か遊里に赴いたことがあるが...
牧野信一 「小川の流れ」
...稍ともすれば妻の手を引いて彼処に赴き...
牧野信一 「初夏通信」
...峠を越えて村の宿場まで赴かなければならない...
牧野信一 「ビルヂングと月」
...これから山向うの竜巻村まで赴くのであるが...
牧野信一 「夜見の巻」
...十月に入りて地全く乾けば水を覓(もと)むる狗頭猴の団体極めて夥しく河に赴き...
南方熊楠 「十二支考」
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