...一度其赫灼(かくしやく)たる霊光の人の胸中に宿るや嬋妍(せんけん)たる柳眉玉頬(りうびぎよくけふ)の佳人をして...
石川啄木 「閑天地」
...七彩赫灼(かくしやく)の耀(かがやき)を以て...
石川啄木 「葬列」
...矢張夏の日の赫灼(かくしやく)たる午後の出来事と憶えてゐる...
石川啄木 「二筋の血」
...赫灼(かくやく)として幽遠の大荒原(だいくわうげん)の縱横(たてよこ)を...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...赫灼(かくやく)として幽遠の大荒原(だいこうげん)の縦横(たてよこ)を...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...抑も辻行灯(つじあんどう)廃(すた)れて電気灯(でんきとう)の光明(くわうみやう)赫灼(かくしやく)として闇夜(やみよ)なき明治(めいぢ)の小説(せうせつ)が社会(しやくわい)に於ける影響(えいきやう)は如何(いかん)...
三文字屋金平 「為文学者経」
...『新著百種』は薄命なる才人三唖を暗黒なる生涯に送り出すと同時に天才露伴の『風流仏(ふうりゅうぶつ)』を開眼して赫灼(かくしゃく)たる前途を耀(かがや)かした...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...また千山万岳の重畳たる中に光明赫灼たる弥陀(みだ)の山越を迎うる如き感を抱かしめた...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...生残った戯作者の遺物どもは法燈再び赫灼として輝くを見ても古い戯作の頭ではどう做(し)ようもなく...
内田魯庵 「四十年前」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...凶炎赫灼たれども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ことに“OffrandePan”“Bitt”などの詩は赫灼たる古代を喚起せしめて見事である...
堀辰雄 「ノワイユ伯爵夫人」
...赫灼(かくしゃく)たる陽線がこんな情景を点描していた――...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...高く茎を立て並びアノ赫灼(かくしゃく)たる真紅の花を咲かせて...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...軈(やが)て――愛(あい)ちやんは遂(つひ)に赫灼(かくしやく)として目(め)も綾(あや)なる花壇(くわだん)や...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...田沼意次(おきつぐ)父子君寵を恃(たの)んで威権赫灼(かくしやく)たる時となす...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...赫灼(かくしやく)たる夏の女王(ぢよわう)の登場...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...光明(くわうみやう)赫灼(かくしやく)のなかに...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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