...騒動の罪を贖(つぐな)わせようとした...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...この説は当時の神学者から見ると非常な危険思想であってその罪を贖うにはただ焚殺の刑あるのみと考えられたのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...伴天連(ばてれん)の師の宣(のたま)はくマルチルの功(いさを)は大惡(だいあく)の七(なゝ)つのモルタル科(とが)を贖(あがな)ふ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...第二はこの贖う者が地上に現わるという思想...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...天が私に罪を贖(あがな)わないためです...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「珊瑚」
...宇宙の贖罪に出來るだけの貢献をなさなければならん...
朝永三十郎 「學究漫録」
...彼女らのいわゆる贖罪をなす...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...贖罪(しょくざい)というのは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「何についての贖罪であるか? いかなる贖罪であるか?」一つの声が彼の内心で答えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...贖罪のためだといって...
久生十蘭 「だいこん」
...贖罪の途なき大罪人であって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...こんどこそは私のしたことのすべてを贖(つぐな)うつもりで...
堀辰雄 「菜穂子」
...』『ダイバの婚礼による妻から生れた息子は、尊族卑族各七人を贖い、アルシャの婚礼による妻の息子は各三人を、プラアジャアパチャの婚礼による妻の息子は、各六人を、贖う1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...同胞の生命を犠牲にした贖いを求める日だ...
百田宗治 「五月祭の朝」
...藤陰は方(まさ)に纔(わづか)に二篇を贖(あがな)ひ得たのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一人の贖罪の女(かつてグレエトヘンと呼ばれしもの...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...我(われ)を贖(あがな)へり...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...器の美は人の汗の贖(あがな)いである...
柳宗悦 「民藝四十年」
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