...別に貯金もしなかったからだ...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...火薬は低温で貯蔵される際にも緩徐な変化を受け...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...彼は仏天青名義(めいぎ)の二冊の貯金帳を持っているではないか...
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...てのひらを二つならべて一掬(きく)の水を貯え...
太宰治 「思案の敗北」
...貯金はいくらか持ってはいても...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...長いあひだにいくらか貯へて来た富に対する羨望の情も...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...その米穀の貯蔵所を建設中でござりまするが...
中里介山 「大菩薩峠」
...多くもない貯蓄を悉(ことごと)く亡くしてしまったのである...
夏目漱石 「道草」
...少しずつ貯めた金で...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...密輸入したブランディを貯蔵してあるのだろうと思った...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...そしてあおるために碧玉や黄玉の器の中に毒を貯えたりして...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...イマズリ籾で貯えておいて...
柳田國男 「食料名彙」
...「でも貯金が一〇〇を越したの...
山本周五郎 「青べか物語」
...ほかに貯金をしていたんです」辰弥は恥ずかしそうに云った...
山本周五郎 「季節のない街」
...久左衛門の家の貯蔵米がまたしても人人から狙われて来たということだ...
横光利一 「夜の靴」
...最上の彫刻を見ているような深く冷たい襞を貯えて静まっていた...
横光利一 「旅愁」
...ダンブル掃除や貯炭庫の闇や船底の水槽洗いや...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...彼れの貨幣所得が増加されると同じ時に所得の支出に対してなされるこの貯蓄全額は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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