例文・使い方一覧でみる「貧しい」の意味

...貧しい階級の生活は見せないほうがよい... 貧しい階級の生活は見せないほうがよいの読み方
伊丹万作「映画と民族性」

...急に山門の方に騒々しい物音がして貧しい人達が入つて来た... 急に山門の方に騒々しい物音がして貧しい人達が入つて来たの読み方
薄田泣菫「茶話」

...その豊饒さ、はなばなしさに、「秋」はすつかり自分の心を奪はれてしまつて、ただもう一途にそれらのものを愛撫し抱擁するのみで、素性の貧しい、見てくれのぢみな烏瓜などは、一向見向かうともしなかつた...
薄田泣菫「独楽園」

...貧しい人たちが家族の個人皿や盛り皿や食品と一緒ではなく... 貧しい人たちが家族の個人皿や盛り皿や食品と一緒ではなくの読み方
ジョン・スノウ　John Snow 水上茂樹訳「コレラの伝染様式について」

...貧しい町絵師でありました... 貧しい町絵師でありましたの読み方
竹久夢二「最初の悲哀」

...只（ただ）で乗せて伴れて行つて貰へるからこそ出て来たほどの貧しい身には... 只で乗せて伴れて行つて貰へるからこそ出て来たほどの貧しい身にはの読み方
田山花袋「朝」

...少なくも山の手の貧しい屋敷町の人々の軒並に破裂しでもするような過度の恐慌を惹き起さなくてもすむ事である...
寺田寅彦「流言蜚語」

...貧しい生まれでありながらおつにすましてもったいぶった... 貧しい生まれでありながらおつにすましてもったいぶったの読み方
ドストエーフスキイ中山省三郎訳「カラマゾフの兄弟」

...私はごく貧しい者で... 私はごく貧しい者での読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...今然（しか）らざる他（た）の場所の貧しい町を窺うに... 今然らざる他の場所の貧しい町を窺うにの読み方
永井荷風「日和下駄」

...貧しい百姓家としてできるかぎりの手当をして見たのであります... 貧しい百姓家としてできるかぎりの手当をして見たのでありますの読み方
新美南吉「百姓の足、坊さんの足」

...貧しい御通夜（おつや）の衆も... 貧しい御通夜の衆もの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...教養のない貧しい民族ほど戦争好きなものはないやうに考へられる...
林芙美子「浮雲」

...私の貧しい事を察したとみえて... 私の貧しい事を察したとみえての読み方
林芙美子「新版　放浪記」

...その貧しい作品をまるで狂気の如く熱愛してくれた妻がゐた... その貧しい作品をまるで狂気の如く熱愛してくれた妻がゐたの読み方
原民喜「死と愛と孤独」

...貧しい両親によってアメリカへやられたのだが... 貧しい両親によってアメリカへやられたのだがの読み方
フランツ・カフカ　Franz Kafka 原田義人訳「火夫」

...互の家庭の純潔をまっとうしながら友愛をみのらせて来たという経験には何と乏しく貧しいことだろう...
宮本百合子「異性の友情」

...貧しい消費者のために支払ってやるかもしれず... 貧しい消費者のために支払ってやるかもしれずの読み方
デイヴィド・リカアドウ　David Ricardo 吉田秀夫訳「経済学及び課税の諸原理」

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