...貉（むじな）が人に化けた... 
芥川龍之介 「貉」
...後世の貉の如く変化（へんげ）自在を極（きわ）めた訳ではない...
芥川龍之介 「貉」
...貉（むじな）かも知れぬと答えたのは...
芥川龍之介 「貉」
...磯山（いそやま）の陰に貉が一匹唄を歌いながら...
芥川龍之介 「貉」
...貉の唄は時としては...
芥川龍之介 「貉」
...振りかへると姿が見えないと言ふので正しく貉に相違ないと申して居りました...
江南文三 「佐渡が島から」
...私の連は貉がついたのだと申して居りました...
江南文三 「佐渡が島から」
...貉のせいかどうか知りませんが...
江南文三 「佐渡が島から」
...その辺をよく歩いた貉のためである...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「貉」
...貉（むじな）がワナにかかっただけのものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...貉にはさる風流気はない...
中里介山 「大菩薩峠」
...土右衛門（つちえもん）や貉之助（むじなのすけ）の方のひいきが承知しない...
中里介山 「大菩薩峠」
...佐渡貉といふ位で此邊にはむじなの穴が仰山あつたものだがみんな獵師が打つてしまつて今では一つも居なくなつたと博勞が獨言のやうにいひながら行く...
長塚節 「佐渡が島」
...闇夜親貉（むじな）子貉今夜は闇夜だぐつり わつり和尚はしぶしぶ提灯出かけたぞ親貉 子貉お月さんに化けろ堂鳩親鳩 子鳩ほんとの堂鳩（どばと）畑の中で啼いてた 堂鳩お寺の背戸に鉄砲打（ぶ）ち通る親鳩 子鳩屋根から見てた...
野口雨情 「十五夜お月さん」
...言うまでもねえ、金三郎というのも、おなじ穴の貉...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...貉（てん）かなんかの悪戯（いたずら）に違いないのよ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...山野に巣食う栗鼠（りす）や貉（むじな）の分際で」「いや...
吉川英治 「新・水滸伝」
...お前みたいな狼（おおかみ）や貉（むじな）と...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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