...自身にこれを護ることのできぬもの...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...却って或る特定な自由を他の不利有害な自由から護ることによって...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...寧ろこの文化的自由を護るためには(そういう国民道徳か国民的信念を護るためにはだ)政治的不自由こそ現実に必要なのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...何かこう身を護るような恰好だった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...社会を護る人々とを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...配電盤の前に鉛ガラスの衝立を置いて技師を護る...
永井隆 「この子を残して」
...その身代を護るに足らず...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...自分の身を護るくらいのことはあたしにだってできます」「慥(たし)かですか...
山本周五郎 「風流太平記」
...せめて外人から千鶴子を護るだけでも久慈の思案に従いたいと思うのだった...
横光利一 「旅愁」
...その純潔を護るためには...
吉川英治 「折々の記」
...貞操を護る懐剣とがあった...
吉川英治 「剣難女難」
...前後を護る御林の兵も...
吉川英治 「三国志」
...よく身を護るべきためにあるもの...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼も一番の重臣として社稷(しゃしょく)を護る人間であったし...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...また藩祖よりは社稷を護る大任をおうけなされて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...曳(ひ)くのは、まだらの牛、護るのは、眼をひからした刑吏(けいり)と雑兵(ぞうひょう)であった...
吉川英治 「親鸞」
...師を護る力をはやく持たなければならないと思った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...副王代理の圧制から彼らを護るのだと宣言した...
和辻哲郎 「鎖国」
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