...諸相を考慮した上で最善策を決定する必要がある...
...彼女は諸相に関する論文を書くことに熱心だ...
...諸相についての勉強をして、人生観が深まった...
...日本の文化には諸相がしっかりと反映されている...
...諸相を知ることで、物事の本質が見えてくる...
...我等の周囲に迫つて来る死の諸相に対して極力戦はう...
有島武郎 「運命と人」
...その他人間生活のすべての諸相の上にかかる普遍的な要素は...
有島武郎 「広津氏に答う」
...『八犬伝』は馬琴の哲学諸相を綜合具象した馬琴宗(しゅう)の根本経典である...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...デュウマの世界が今をそのままに生きている巴里諸相の代表的なひとつだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...数千年来の災禍の試練によって日本国民特有のいろいろな国民性のすぐれた諸相が作り上げられたことも事実である...
寺田寅彦 「天災と国防」
...また一方では流行の諸相でもある...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...その心は知らず知らず自然の表面の諸相の奥に隠れたある物への省察へ導かれるのである...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...近代思想の諸相の究明...
戸坂潤 「社会時評」
...クリストフが知ってる現在の芸術界の諸相に通じてるばかりでなく...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...山の諸相が描破され...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...歴史的瞬間の諸相を見落しただろうか...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...そのプロセスにある諸相として...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...而も文学の諸相をもっとも歴史の土台に深く掘りさげてかき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...言語・信仰その他の生活諸相に...
柳田国男 「海上の道」
...かかる現前の諸相であると仮定したなら...
横光利一 「黙示のページ」
...諸相(しょそう)...
吉川英治 「私本太平記」
...黒い網膜(もうまく)に映じていたこの国の内乱と諸相(しょそう)は...
吉川英治 「私本太平記」
...涼(すず)しき頭(あたま)ここ天下の諸相は急激に一転したが...
吉川英治 「新書太閤記」
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