...「誰彼かまわず話しかけるなんて失礼だよ...
...「彼女は誰彼関わらず優しい人だ...
...「誰彼構わず好奇心旺盛な子供だった...
...「彼は誰彼知らずに自分の意見を述べていた...
...「誰彼問わずフレンドリーな態度で接するのが彼の持ち味だ...
...その時何か大殿樣と御側の誰彼との間には...
芥川龍之介 「地獄變」
...客の誰彼と東京談(ばなし)をしてゐた...
石川啄木 「鳥影」
...客の誰彼と東京談をしてゐた...
石川啄木 「鳥影」
...社中の誰彼の棚下しを始めた...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...側(そば)にゐた弟子の誰彼は舌打しながら凝(じつ)と見惚(みと)れてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...中尾につゞいて誰彼が出發する...
高濱虚子 「俳諧師」
...行き摺(ず)る行人(こうじん)の誰彼は...
中村地平 「霧の蕃社」
...同僚の誰彼にこの話をした...
夏目漱石 「門」
...誰彼の差別なく引っ括(くく)りそうな剣幕でしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...誰彼とつかまへては...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...近所の誰彼のその後の消息を絶えず何処(どこ)かから寄せ集めて...
原民喜 「廃墟から」
...どうしてああ誰彼(だれかれ)なしに寄せつけながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...私程度の誰彼のこと)人間よりも動物らしいでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たとへば死別した誰彼の聲音のやうに...
三好達治 「一點鐘」
...誰彼が一番大事な物をあそこここに隠したのです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それだけでもう誰彼の差別はなくなってしまう...
山本周五郎 「青べか物語」
...帰ろうっ」彼のそばにいた子息や一族の誰彼は...
吉川英治 「源頼朝」
...妻の一族の誰彼をふり顧って考えると...
吉川英治 「源頼朝」
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