...末永く二人の上に止っているように誰しもが祈りたいところであるが...
海野十三 「仲々死なぬ彼奴」
...それで十分だ)誰しも知つてゐる事だ...
薄田泣菫 「茶話」
...誰しも気兼ねなく自由になり...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...誰しも疑う者はいない...
戸坂潤 「思想動員論」
...社会人は誰しも、この社会的優遇(?)の差を不平等で不埒だと考える...
戸坂潤 「社会時評」
...誰しも一応戦争ジャーナリズムに触れたり...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...多少実証的な又は理論的な頭脳を有った人間ならば誰しも...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...誰しも自分の確信にもとづいて行動する者は...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...誰しも一時はそんな気を起す……...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...誰しも認めざるを得ないほどの泥だらけの馬車である...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...史家は誰しも見らるることである...
服部之総 「福沢諭吉」
...誰しもこの仮定に基づいて...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...町人百姓は生れながらにして貴族僧侶に比べると卑賎なものであると誰しも信じてゐたが...
平林初之輔 「文学方法論」
...だがうまいことなど滅多にある筈はないと誰しもあきらめてゐるので不平の声もなく...
牧野信一 「浪曼的時評」
...彼の性情から誰しも考え得られるるように...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...誰しもこれには同感であろうとおもう...
宮本百合子 「大町米子さんのこと」
...虚名とはすなわちそのような心を申すのだぞ」「…………」「一期のご合戦に先陣をのぞむのは誰しもおなじことだ...
山本周五郎 「死處」
...森三左衛門可成(よしなり)は、その奉行役として、適任ではあったが、武士は誰しも、こういう文官的な任務よりも、戦場に押しやられる方が好ましかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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