...山の声は甲高い馬子や一行の話声と小鳥のやさしい語らいと...
上村松園 「北穂天狗の思い出」
...何も閨房(けいぼう)の語らいばかりが夫婦を成り立たせているのではない...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...そないにせんかて何で今更夫婦の語らいしますやろ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...彼らは寄り寄り秘密に相語らい...
徳田秋声 「縮図」
...父に対しても事ごとに遠慮もなく語らい論ずるを...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...若者はこの機会に本物の男優や女優と語らい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...だが陽気な語らいが広まり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...お絹が三次と語らいを止めて茶を汲みに家の中に入る...
山中貞雄 「恋と十手と巾着切」
...今生(こんじょう)の思い出など語らいあい...
吉川英治 「黒田如水」
...五百余人のあぶれ者を語らい...
吉川英治 「三国志」
...蜀の玄徳と語らい...
吉川英治 「三国志」
...自分が夜籠りしていた荼吉尼天堂の縁で語らい合っていた従者どもの恐ろしい企(たく)らみ事が気にかかって...
吉川英治 「私本太平記」
...「この辺でよい」主従は、小舟の中で、初めて人眼から解かれたここちで、語らい合った...
吉川英治 「新書太閤記」
...目顔で語らい合いながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...為憲の父子と語らい...
吉川英治 「平の将門」
...傍目(はため)もない恋を語らい合っている様もまま見かけられた...
吉川英治 「源頼朝」
...秘かに語らい合うて来た仲間の殿輩(とのばら)はどうなるか」「政子も考えておりまする」「どう? ……どう考えてか」「落着いてください」「ばか...
吉川英治 「源頼朝」
...何か語らいながら...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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