...入獄した経験を他人に話して聞かす事を一つの誇りのやうにしてゐた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...信じない事を誇りにして生きてゐるのだから...
太宰治 「お伽草紙」
...おのれ自ら神明に等しと誇り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それを誇りとしているがそんなことはなんでもない...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...古代の評判を誇りとしてる小都市では...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あまりに誇りを持ち過ぎています...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...陶義(とうぎ)の富貴に誇り...
蜷川新 「天皇」
...階下(フロア)にいる女の子だけにお愛想するの……誇りの高い女性にとって...
久生十蘭 「喪服」
...まさに名門の誇りが打ち砕かれ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...別な類いの誇りや勇気や献身があり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...あるいは見つけても歌化せざりし場所を見つけ得たる者として誇りしなり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...主人の小山はなお客に誇りたき事あり「大原君...
村井弦斎 「食道楽」
...人はかくまでに誇りとすることなかるべし(キケロ)と一致する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ある動物などは事が終ると意気揚々として誇り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは孔雀(くじゃく)の誇りを台なしにするそのきたない足である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...日本の大切な持物なのだという意識と誇りとを有とうではないか...
柳宗悦 「陸中雑記」
...上野の森を中心とするりんりたる美校男子の水々しさも誇りもない...
吉川英治 「折々の記」
...誇りをもって任に当った...
吉川英治 「新書太閤記」
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