...牛乳に育ったことは寧(むし)ろ彼の誇りになった...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...そしてこういえることを誇りに思う――「彼がああなったにつけてはこの俺からの感化がないとはいえんのだ...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...もちろん生みの御母上として絶対の信頼と誇りとを以(もっ)てホレーショーに語って下さいます...
太宰治 「新ハムレット」
...いわば支那から特に選ばれて派遣されて来た秀才というような誇りを持っていたいと努力してみるものの...
太宰治 「惜別」
...私に取ってはひとつの誇りとするに足りた...
田山花袋 「日本橋附近」
...ふたたび見出したのだった――弱点と美点とから共に来る傲慢さ――自分の徳操を誇り自分が陥ることのない過失を軽蔑(けいべつ)する...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一種の誇りに似たものが...
豊島与志雄 「道標」
...誇りのような気がして...
直木三十五 「死までを語る」
...管弦団も合唱団も誇りと名誉を持ったもので...
野村胡堂 「楽聖物語」
...名花珍草をもって軽軻(けいか)を飾るに趣向をもってし、新奇を競い、豪奢を誇り、わずか数時間のお馬車の遊行に、数万法(フラン)をなげうって恬然(てんぜん)たるは常住茶飯事(まいどのこと)...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...これも俳優となりたるお蔭(かげ)なりと誇り顔なり...
福田英子 「妾の半生涯」
...一族の誇りは結局...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...この綺麗な人が自分の乳姉妹だということに胸一ぱいの誇りを感じていた...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...この熊川舎は町人が醵金して創設した学舎で姫路学風の誇りともいうべきものであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...女にとっては一種の誇りになる...
山本周五郎 「青べか物語」
...子供の洋行を誇りとしているらしい明治時代の父に...
横光利一 「旅愁」
...自己の誇りを満足させて答えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...再度の誇りを持たせてしまった...
吉川英治 「平の将門」
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