...大詔一下して軍を国内に徴するや...
石川啄木 「渋民村より」
...終戦の御詔勅(ごしょうちょく)であります」「なに!」卓に手をついて腰を浮かせながら...
梅崎春生 「桜島」
...この日議会は夜遅くまで延会の詔勅が下るかもしれぬと取沙汰されつつ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...宣戦の御詔勅にも速かに平和を永遠に克復とある...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...また詔らしめたまはく...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...日本皇帝陛下の宣戦の詔勅(しょうちょく)によれば...
林不忘 「安重根」
...明治十五年以来、七十年にわたって、これらの詔勅は、全人民に暗誦させられ、人民はそれに同化させられた...
蜷川新 「天皇」
...平和克復の大詔(たいしょう)が...
火野葦平 「花と龍」
...最初は陛下のおっしゃった五箇条御誓文の内容の一部を詔書の文句のなかに取り入れる方法がないものだろうかと...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...その詔の発端には風雨順序し五穀豊穣なるべきため祷った由見える(『続日本紀』十四)...
南方熊楠 「十二支考」
...神武天皇の建國の詔勅は...
吉川英治 「折々の記」
...東郡の喬瑁(きょうぼう)などと諸将がおくればせに先の詔書に依って上洛して来たが...
吉川英治 「三国志」
...ほんとに朝廷の密詔を賜わっているのかも知れん」形勢を見ていた者までが...
吉川英治 「三国志」
...詔(みことのり)を降して...
吉川英治 「三国志」
...改銭ノ詔(しょう)を請うて...
吉川英治 「私本太平記」
...密詔(みっしょう)のご勅答(ちょくとう)を申しあげたいという若君のおことばだ」「なるほど...
吉川英治 「神州天馬侠」
...すべての詔勅もまたこの精神によって人々の範とすべき道を説いている...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
...以て礼拝供養(らいはいくよう)せよ」という詔(みことのり)は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索