...無情にも罵詈(ばり)を浴せかけた上で...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...傍の奴等の嘲笑や罵詈は...
大杉栄 「鎖工場」
...罵詈や女の金切声やでわんわん言っている方へ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...テルシテース罵詈の言を放つてアガメムノーンを責む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...我なほ衆の憤慨と罵詈とを解し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「空しく元の水土に歸せよ」此罵詈の言メネラオスに相應せず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...されども遂に君よりし惡言罵詈の聲聞かず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...返事といえばただ向こうから止めどなくやってくる罵詈雑言...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...たちまちにして彼に對する罵詈雜言が...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...また一定量の打擲(ちょうちゃく)と罵詈(ばげん)とをなさねば納まらなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ありとあらゆる罵詈雑言(ばりぞうごん)が夫の上に降り注いだ...
中島敦 「南島譚」
...罵詈讒謗(ばりざんぼう)至れり尽せり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...貴君と気の合わないものは皆(みんな)破廉耻と極(きま)ッてもいないから……それを無暗(むやみ)に罵詈して……そんな失敬な事ッて……」ト些し顔を※(あか)めて口早に云ッた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...生は歌よみに向(むか)いて何の恨(うらみ)も持たぬにかく罵詈がましき言を放たねばならぬように相成(あいなり)候心のほど御察被下度(おさっしくだされたく)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...その辺の大都フェスの諺に口ばかり剛情な怯者を詈(ののし)って汝はアグラの獅ほど勇なり犢(こうし)にさえ尾を啖(く)わるべしというとある...
南方熊楠 「十二支考」
...薯怒って鳶を詈(ののし)る...
南方熊楠 「十二支考」
...あらん限りな罵詈(ばり)を浴びせられた揚句(あげく)で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...わたしのペンはあなた方の罵詈(ばり)の流れについて行けません...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??