例文・使い方一覧でみる「訪」の意味

...前の土曜日に支那の友人楮民誼君に伴はれて初めて同家を訪問したが...
石川三四郎「浪」

...父もここを訪ねることだけは許してくださいます... 父もここを訪ねることだけは許してくださいますの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 海野十三訳「まだらのひも」

...上本町の家を預かっている「音やん」の忰（せがれ）の庄吉が大阪から訪ねて来てくれたのが... 上本町の家を預かっている「音やん」の忰の庄吉が大阪から訪ねて来てくれたのがの読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...不意に訪ねて来られては相手になっている時間がない... 不意に訪ねて来られては相手になっている時間がないの読み方
谷崎潤一郎「吉野葛」

...水といつしよに歩いてゐさへすれば、おのづから神湊へ出た、俊和尚を訪ねる、不在、奥さんもお留守、それでもあがりこんで女中さん相手に話してゐるうちに奥さんだけは帰つて来られた、遠慮なく泊る...
種田山頭火「行乞記」

...・いちぢくの実ややつとおちついた（再録、改作すべし）夜おそく、樹明兄来訪、友達と二人で... ・いちぢくの実ややつとおちついた夜おそく、樹明兄来訪、友達と二人での読み方
種田山頭火「行乞記」

...……夕方、Ｙさん来訪、君は若いけれど苦労人である、近々快飲しようと約束した...
種田山頭火「其中日記」

...その小村の家を訪ねて往って... その小村の家を訪ねて往っての読み方
近松秋江「狂乱」

...留守にたずねて来た訪問客がだれだかよくわからない場合に... 留守にたずねて来た訪問客がだれだかよくわからない場合にの読み方
寺田寅彦「錯覚数題」

...千鶴子の訪問ぞその重（おも）なるものなりける... 千鶴子の訪問ぞその重なるものなりけるの読み方
徳冨蘆花「小説　不如帰」

...然し若者は訪れて来ませんでした... 然し若者は訪れて来ませんでしたの読み方
豊島与志雄「画舫」

...ジャン・ヴァルジャンの訪問の時間は決して短くはならなかった... ジャン・ヴァルジャンの訪問の時間は決して短くはならなかったの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...一にはこの間訪問した時からの引（ひっ）かかりがあった... 一にはこの間訪問した時からの引かかりがあったの読み方
夏目漱石「明暗」

...巴里からCaroline de Gervainといふ印度生れの若い女が伯母に伴はれてケエラまで訪れてきた...
堀辰雄「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」

...去冬魚類専門の田中茂穂氏来訪された時... 去冬魚類専門の田中茂穂氏来訪された時の読み方
南方熊楠「十二支考」

...モツワルト街（まち）のヒルレンブラント夫人の家を訪（と）うて二階の扉の鈴を押した時... モツワルト街のヒルレンブラント夫人の家を訪うて二階の扉の鈴を押した時の読み方
與謝野寛、與謝野晶子「巴里より」

...郭の夫人を訪問して... 郭の夫人を訪問しての読み方
吉川英治「三国志」

...わざわざ訪ねてきていうようには... わざわざ訪ねてきていうようにはの読み方
吉川英治「親鸞」

👨話題の人々👩