...そこからなんとも言いようのない...
芥川龍之介 「偸盗」
...何とも言いようのない...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...その不思議なゴムだこ――とでも言う外言いようがないが...
海野十三 「火星兵団」
...顔だけ出して何とも言いようのないエロチックな笑いを浮べながら...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...厭らしい好奇心とでも呼ぶよりほかには言いようのない気持を私に起こさせたのであるが)...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...言いようのない寝苦しい気持で私は眼を醒ましたが...
橘外男 「逗子物語」
...実にどうもなんとも言いようのない...
永井隆 「この子を残して」
...奇観ともなんとも言いようがありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...言いようのない憤りを感ずるのである...
中村地平 「霧の蕃社」
...言いようもなくみじめで影が薄くて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...彼は何とも言いようのない歓喜の情に駆られたものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...やましい所業としか言いようはなかろう...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...彼女の兄が言いようもなく興奮して私に語ったところによれば)病魔の力に屈してしまったのであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...なんとも言いようのない不快な感じが胸に湧きあがり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...私は言いようもなく恐ろしい夢から毎時間ぎょっとして目覚めると...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...この間の風物は何んとも言いようのない有様である...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...だって他に言いようが無いから)それは...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ほかに言いようはありませんよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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