...行火(あんくわ)でも親しむやうに親しむらしく見えた...
有島武郎 「お末の死」
...克(よ)く見ると實に親しむべき愛嬌のある顏だ...
石川啄木 「葬列」
...彼の随筆の一つは医師が医学以外に知識の他の部門に親しむことを説得するのが目的で書かれていた...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...朝夕薬餌(やくじ)に親しむようになったので...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...田園の風物に親しむことの出来たのが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...それは弓町に住む浪人者で、同じ道に親しむ、青年武士――ツイ先刻まで、同じ俳筵(はいえん)に膝を交へて、題詠(だいえい)を競つた仲ではありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...言葉を学びそして首都ならではの遊びにも慣れ親しむには...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...里見の「自然解」に親しむ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...落着いた秩序ある擧動に親しむことを喜ぶやうになつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...灯の下(もと)書に親しむの時で...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...植物に親しむことの第一は...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...はじめて聞いた話を軽率(けいそつ)にそのまま受け入れて親しむこともできぬような気になっておりましたのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...天馳せる荒鷲でなしに地面すれすれに飛ぶ親しむべき燕の姿に自らなぞらえたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...近辺の聚落やその生活などにも更に親しむべきであった...
柳宗悦 「京都の朝市」
...近く親しむのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...一日のうちにはどこかへ来ている親しむべき何ものかかもしれない...
横光利一 「旅愁」
...相親しむに如(し)くはない...
吉川英治 「三国志」
...光秀と親しむのは...
吉川英治 「新書太閤記」
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