...我々の蝋燭の覚束ない光を除けば...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...甘しとしただけがいささか覚束ないように思うけれど...
大杉栄 「獄中消息」
...その効果ははなはだ覚束ないもので...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...足元も覚束ない老人です...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「無駄骨」
...これでは行乞の旅も覚束ない...
種田山頭火 「其中日記」
...筆太に塗りつけた覚束ない人形の絵が...
寺田寅彦 「障子の落書」
...甚だ覚束ない独乙語教師として二三年つとめ...
土井晩翠 「漱石さんのロンドンにおけるエピソード」
...夕方は覚束ない火が小屋にともれ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ひどく覚束ない足取りである...
外村繁 「落日の光景」
...それを期待することは覚束ない...
中里介山 「大菩薩峠」
...態度の覚束ないこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...覚束ない手付き乍ら...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...食うことすら覚束ないので...
長谷川伸 「幽霊を見る人を見る」
...自分の覚束ない知識で充分に分らぬ所も...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...この筆力が覚束ないと思われたからだ...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...覚束ない舌で一人は Louis 他は Lolo と答えるだけで...
牧逸馬 「運命のSOS」
...覚束ない旅の伴(とも)をすることになったと話したのである...
森鴎外 「山椒大夫」
...どうせもう半年さきも覚束ない体だ...
山本周五郎 「お美津簪」
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