...覚え書きか写生かをしなかった日とては一日もない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私は旅行の覚え書きを一篇の継続的記録として発表することにした...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これは読者のためではなく寧ろ自分の覚え書きのつもりで書いて置くのである...
辻潤 「自分だけの世界」
...その覚え書きのようなつもりで紙片の端に書きとめたのではないかという想像が起こってくる...
寺田寅彦 「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」
...科学の方則とは畢竟(ひっきょう)「自然の記憶の覚え書き」である...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...それでは言わば多少気のきいたノート・ド・カルネー(手帳の覚え書き)ぐらいにはなるかもしれないが...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...あらましのことだけをなるべくザハリッヒな覚え書きのような形で書き留めておくことにしようと思う...
寺田寅彦 「B教授の死」
...(もっともこの問答の記事は左千夫氏が聞いたのを覚え書きにしたので多少の誤りがあるかもしれぬと断わってある)...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...一八九五年の覚え書きを開いてみると...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...自分の覚え書きをたぐると...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...自然科学の目醒ましい発達が行なわれ始めた十九世紀後半まで待たねばならなかった(エンゲルスの自然弁証法に関する最初の覚え書き「弁証法と自然科学」は一八七三年に始まる)...
戸坂潤 「科学論」
...吾々の態度を覚え書きにして見たものである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...大胆な立ち入った覚え書きを発表していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ここに彼自らしたためた覚え書きを写すとしよう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」彼は五百フランとなにがしかの覚え書きをうまく整えて送ってきた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...母の覚え書きがあるから記しておこう...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...負けた金の覚え書きなどをする時間をあたえ...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...右の二篇も他と同じ覚え書きに基づいたものに過ぎぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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