...改築とともに店は必ず見違えるほどの立派さ晴れがましさになるであろう...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...よく行った松の湯は新しく普請(ふしん)をして見違えるようにりっぱになった...
田山花袋 「田舎教師」
...それがつい四五日(しごんち)気の付かなかった間に黄色い葉が見違えるばかりにまばらに痩せている...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...しかし画架からはずして長押(なげし)の上に立てかけて下から見上げるとまるで見違えるような変な顔になっているのでびっくりする...
寺田寅彦 「自画像」
...実際だんだんにやせて来た時とは見違えるように細長くなるようであった...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...まるで見違えるようだよ」母が兄とお兼さんを評し合った言葉の裏には...
夏目漱石 「行人」
...歯並を見違えるようにするのも...
野村胡堂 「葬送行進曲」
...見違えるような男になっている...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...しばらくのうちに見違えるように明るくなっていた...
平林初之輔 「謎の女」
...お身は見違えるようになられたぞ...
室生犀星 「津の国人」
...見違えるように甦(よみがえ)ってきます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...見違えるほどの効果を示すでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...着物を着ていたときとは見違えるほど肉付きがいい...
山本周五郎 「追いついた夢」
...見違えるようになっている...
吉川英治 「脚」
...見違えるばかりだが...
吉川英治 「私本太平記」
...わずか見ぬまに、見違えるほど、窶(やつ)れてはいるが、まぎれない火之見横丁の隣家のお房である...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...見違えるほど痩せ細って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...今はもう見違えるばかりになっていた...
吉川英治 「日本名婦伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??