...自分達は究竟の意味に於いて他を愛する生涯をば決して輕易に見積る事を許されない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...私達が諸国各地のホテル・停車場・タキシ内――これが一番苦手だ――その他料理店等で置き忘れて来た色んな物品を価格に見積ると...
谷譲次 「踊る地平線」
...「君がわしに貸そうという馬と小馬車とはおよそどれほどの価に見積るかね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それを残らず金に見積ることは...
中里介山 「大菩薩峠」
...このように見ることは決してリチャードソンの能力と仕事とを低く見積ることにはならぬと自分には思われる...
中谷宇吉郎 「リチャードソン」
...それは金額に見積ると...
夏目漱石 「こころ」
...しかも自分でその馬鹿気さ加減の程度を明らかに見積るだけの脳力があるので...
夏目漱石 「それから」
...年ごとに自分を高く見積る見識というものが加わって来るので...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...すなわちおれが彼の地位にいたらこんな失体は演じまいと云う己を高く見積る浪漫的な考がどこかに潜(ひそ)んでいるのであります...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...宝石の価格を見積るのはいっそう困難だった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...従ってそれが総人口に対してとる比率を幾分でも正確に見積ることは困難であろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...1)人口は九、一六八、〇〇〇、年死亡は一八六、〇〇〇と見積る...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...死亡率を見積るに当っては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かかる多数の移民を送っているに違いない地方教区で観られる比率によって見積るならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...大きな国の総人口を見積るに当っては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いかに見積るもニコライの丘上に更に丘と塔とを置きたるほどの高さなり...
武者金吉 「地震なまず」
...それでも相当な量を見積ることができた...
山本周五郎 「おばな沢」
...その純小遣いを十五円乃至四十円位に見積る...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
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